高電界絶縁現象研究室(長尾・穂積研究室)



卒業生・修了生の皆様、いかがお過ごしでしょうか。それぞれの職場の最前 線で大いにご活躍のことと思います。

現在の高電界絶縁現象研究室は、長尾雅行教授のもと、穂積直裕助教授と村本裕二助手と日比美彦技官とともに、秘書1名、博士3名、修士15名、学部9名の総勢32名のメンバーで構成されています。 メンバーは結構多い方ですが、和気藹々と過ごしております。また毎年夏ゼミ(研究室旅行)と毎週P.R.(Progress Report)、輪講とたまにある研究室での飲み会、コンパなどを長尾先生の優しさと穂積先生のユーモアと村本先生のカリスマに囲まれてみんなで非常に楽しみながら行っております。

研究テーマは、電気絶縁分野に関する研究を進めており、具体的にはトリーイング現象(エポキシ樹脂と充填剤複合系、シリコーンゴムにおける自己回復性現象)、空間電荷(高分子フィルムにおける空間電荷挙動観測、キャリア移動度の算出)、超電導ケーブルおよびNIFS(核融合科学研究所)における極低温絶縁(エチレンプロピレンゴムにおけるトリーイング現象、絶縁紙−氷複合系のケーブル絶縁への応用、極低温冷媒中の異物挙動が及ぼす電気絶縁の影響)、高分子屋外絶縁(ポリマーガイシ)、高分子固体内部界面(ケーブル接続部を模擬した電気絶縁現象)、高分子絶縁薄膜(熱パルス法を用いた空間電荷挙動の観測)、部分放電計測およびシミュレーションなどを引き続き主のテーマとして研究をしております。昨年から新しい研究として医用研究分野および環境分野を開拓し、現在超音波を用いて医用フーリエ変換型超音波顕微鏡と動脈硬化診断などの研究と光技術を用いて水中汚染物の検出方法なども含め活発に行っております。それぞれの研究テーマで学生たちは不撤晝夜に昼夜を問わず精力的に研究を行っています。

研究室のホームページでは研究内容、メンバー紹介などを公開しており、研究室の普段の様子を感じることができると思います。是非一度ご覧いただけたら幸いです。また豊橋に来られる機会がありましたら、ぜひ研究室へもお立ち寄りください。心よりお待ちしております。

報告:李 哲奎(電子・情報工学専攻1年)


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