学内近況報告

知識情報工学系　系長　　高 橋 由 雅

　卒業生、修了生の皆さんにはますますご活躍のことと思います。本年４月より、私、高橋が系長、堀川教授が系長補佐を務めております。まずはじめに、この一年間の近況をお知らせします。教員の異動については分子情報工学大講座のSokratis Alikhanidi助手が３月で任期を終え、母国ウクライナに帰国されました。また、４月には同大講座の船津公人助教授が東京大学大学院工学系研究科に栄転されました。５月には昨年度在外研究員として米国シカゴ大学に派遣されておりました機能情報工学大講座の滝沢穂高助手が復帰されました。また、系事務の三輪惠子さんが４系事務へ異動となり、４月より佐野友子さんが本系事務を担当しております。技術専門職員の小西和孝さん、系の就職事務を中心にお手伝い頂いています河合奈穂子さん（旧姓小川）も元気で活躍頂いております。
　ご承知のように近年の就職事情には厳しいものがありますが、お蔭様で本系の学部生・大学院生の就職状況は良好に推移しており、今春の結果も好調であったことを報告申し上げます。これも本系創設以来10余年に渡る同窓先輩諸兄の活躍があってのことと思います。今後ともよろしくご支援頂きますようお願い申し上げます。
　ところで、本系ではインターネット時代の情報発信に不可欠な英語活用能力の益々の重要性から、平成10年度より、学生個々の英語能力の確認と継続学習への動機付けを目的とし、４年次４月にTOEICの全員受験（費用は系負担）を課してきました。また、その後数年の経験を踏まえ、大学院進学後の学生の英語学習をフォローアップする意味から、平成14年度には経験豊富なネイティブスピーカを非常勤講師として招き、大学院知識情報工学専攻の正式な科目として「知識情報英語」を開講するとともに修士１年次生全員に履修を勧めてきました。この試みは大変好評であり、系内の議論を経て本年度２学期からはさらに１名の非常勤講師をお願いし、２クラス開講による少人数教育の体制を整えました。専門教育は勿論のこと、系独自の語学教育も含め、今後も引き続き状況の変化に即応したカリキュラムの改訂、強化に努めていきたいと考えております。本学も本年４月１日から国立大学法人として再スタートしましたが、大学の果たす本来の使命が変わるものではありません。本学・本系の教育のより一層の充実に向け、同窓生の皆様からも忌憚のないご意見、ご提言を頂ければ幸いです。
　末尾ながら、卒業生・修了生のみなさまのご健康と益々のご活躍をお祈りします。

（TUT同窓会報 第22号より）

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教職員一覧（平成16年9月現在）

• 【情報科学大講座】
  • 教　授： 磯田　定宏、増山　繁、石田　好輝
  • 助教授： 河合　和久、市川　周一
  • 講　師： 村越　一支
  • 助　手： 渡邊　裕司、相田　慎

• 【機能情報工学大講座】
  • 教　授： 山本　眞司、新田　恒雄、堀川　順生
  • 助教授： 金澤　　靖、杉浦　彰彦、北崎　充晃
  • 助　手： 滝沢　穂高、桂田　浩一

• 【分子情報工学大講座】
  • 教　授： 阿部　英次、関野　秀男、高橋　由雅
  • 助教授： 栗田　典之、後藤　仁志
  • 助　手： 加藤　博明、墨　智成

• 【事務関係】
  • 事務官： 佐野　友子、河合　奈穂子
  • 技　官： 小西　和孝

• 【学生現員】
  • 学　部： １年次１２名、２年次１６名、３年次５９名、４年次６４名
  • 修　士： １年次５０名、２年次５９名