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学内近況報告

知識情報工学系 系長 堀 川 順 生

 卒業生、修了生の皆様、お元気でご活躍のことと思います。知識情報工学系の近況をご紹介いたします。前年度に引き続き堀川が系長、増山教授が系長補佐です。
 教員に関することでは、本年4月から教員の名称が、助教授は准教授へ、助手は助教に変わりました。助教は任期付(5年、再任可)となり、また講義ができるようになりました。教授と講師の名称はそのままです。人事に関しては、桂田助教が留学生センター講師に昇任しました。杉浦准教授が情報メディア基盤センターに2年間の期限付きで配置換えになりました。加藤講師が英国派遣(8ヶ月間)を終了して3月に帰国しました。本年度から教員評価制度が正式に導入されました。
 研究に関しては、本年度のグローバルCOEに3系の石田誠教授を拠点リーダーにした「インテリジェントセンシングのフロンティア」が採択されました。全国で10大学、計13件という厳しい競争に勝ち抜いての採択でした。知識情報工学系もこのプロジェクトに加わります。また、「ものづくり技術者育成支援事業」(文部科学省)に本系岡田教授が担当する「次世代ロボット創出プロジェクト」が採択されました。
 昨年度受けたJABEE(日本技術者教育認定機構)審査結果は、2年後に再審査という条件付きで認定となりました。ご協力いただいた皆様にこの場をお借りして再度お礼申しあげます。条件の大部分は共通教育と学部教育の連携に関することでした。JABEEには功罪両方の面があります。功の面は、教育制度が明瞭になり、その結果、基礎的知識を備えた人材の育成が保証されることです。罪の面は、教育制度が固定化されることで、複合領域などの進展の早い先端的研究分野を教育に取り入れることが難しくなる点です。学生がこのような分野に触れる機会を無くさないように、先端的分野をカリキュラムに取り入れる方向で、今後もカリキュラム改革を続けていきます。
 就職状況は本年度も大変良好です(求人企業数233社、求人倍率5倍以上)。8月時点での修士の就職内定率は96%です。求人企業も関東、関西の上場企業が多く、また業種も情報、メーカ、機械、化学など多岐に渡っています。今年は、企業の採用担当者から、情報系の人材が不足しているという話を特によく耳にします。メーカ系や機械系の採用担当者からも予定採用枠の6割が情報系の人材であると聞きました。情報系の人材は今後もますます必要になると思われます。情報系人材の不足が言われている中、ソフトウェア関係はインドや中国に任せればよいという意見もありますが、日本の発展には日本人の情報系人材の育成が不可欠です。知識情報工学系はこれからも、情報系人材の育成と研究開発を目指していきます。
 最後になりましたが、30周年記念事業へのご協力どうもありがとうございました。同窓生の皆様の今後のご活躍とご発展をお祈り申し上げます。
(TUT同窓会報 第25号より)


「ものづくり技術者育成支援事業」に選定

知識情報工学系 教授  岡 田 美 智 男

 卒業生、修了生の皆様、いかがお過ごしでしょうか。このたび、文部科学省「ものづくり技術者育成支援事業」に、本学(知識情報工学系)の申請した提案が採択されました。その内容について簡単にご紹介いたします。
 昨今、若者の理科離れや熟練技術者の大量退職による2007年問題など、科学技術分野、製造技術分野における優秀な人材の不足が懸念されています。また、大学における技術教育においては、専門分野の高度化・細分化により、学生の個々の専門性と将来の職業との関係が希薄化し、就労意識の低下を招いているといわれています。こうした背景の下、文部科学省の「ものづくり技術者育成支援事業」では、地域や産業界と連携した実験・実習と講義の組み合わせにより、ものづくり過程の全体を見渡し技術の目利きをすることのできるものづくり技術者の育成を目指しており、その革新的教育プログラムの開発・実施を大学等に委託するものです。本学からは「次世代ロボット創出プロジェクト 〜 地域や世代間の協働による創造的・実践的かつ指導的技術者の育成 〜」(取組担当者:知識情報工学系 岡田美智男)を提案・申請し、採択されました。
 ご存知のように、次世代ロボットは日本の誇るものづくり技術、ユビキタスネットワーク技術、コンテンツ技術などの集大成として実現され、イノベーション政策の要として期待されています。またものづくり教育や創造教育のためのリソースとして考えると、組込み系ソフトウェア技術から機構設計、情報技術、プロダクトデザインに至る広範な技術分野を含み、かつ学生からのアイディアや企画提案など多様な発想を引き出す余地を含んでいます。そうしたことから、広範な技術分野を俯瞰しつつ、学生のものづくりマインドを引き出すことの可能な優れたリソースといえます。
 本取組の「次世代ロボット創出プロジェクト」では、本学学生に加え、プロダクトデザインを専門とする芸術系大学の学生、高専生から大学院生、地域の企業ネットワークの技術者など、多様な専門分野・世代間のコラボレーションにより、ネットワーク型のオープンラボを組織して、次世代ロボットの企画立案、プロトタイプ構築、知的財産の権利化、ビジネスマッチングまでの実践的な活動を行います。
 また、このプロジェクト活動を通して、柔軟な発想力や企画提案力を備えたクリエイティブな人材や、高度な専門知識を生かしながらプロジェクトに貢献できる技術スペシャリスト的人材、そして広い視野と総合技術力を備え、新たな企画や事業をまとめ上げるプロデュース力やマネジメント能力を備えたプロジェクトリーダ的な人材の育成を図りたいと考えております。
 なお、本委託事業は3年間の計画で、いまスタートしたばかりです。卒業生、修了生の皆様にも、ご指導・ご鞭撻を賜ればと考えております。
MONO-DUKURI
(TUT同窓会報 第25号より)


教職員一覧(平成19年9月現在)

  • 【情報科学分野】
    • 教 授: 磯田 定宏、増山  繁、石田 好輝
    • 准教授: 河合 和久、市川 周一、村越 一支
    • 助 教: 相田  慎、酒井 浩之、原田 耕治

  • 【機能情報工学分野】
    • 教 授: 新田 恒雄、堀川 順生、岡田美智男
    • 准教授: 金澤  靖、杉浦 彰彦、北崎 充晃
    • 講 師: 桂田 浩一
    • 助 教: 杉本 俊二

  • 【分子情報工学分野】
    • 教 授: 関野 秀男、高橋 由雅
    • 准教授: 栗田 典之、後藤 仁志
    • 講 師: 加藤 博明
    • 助 教: 墨  智成、藤島 悟志

  • 【事務関係】
    • 事務職員: 佐野友子、河合奈穂子
    • 技術職員: 小西和孝

  • 【学生現員】
    • 学 部: 1年次12名、2年次14名、3年次51名、4年次63名
    • 修 士: 1年次55名、2年次58名

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