バックナンバー

研究室だより

【機能情報工学大講座】 山本研究室の近況

電子・情報工学専攻 博士3年  深 野 元 太 朗

Photo

 卒業生,修了生のみなさま,お変わりなくお過ごしでしょうか.技科大で学ばれたことを糧に,大いにご活躍のことと存じます.この場をお借りして,山本研究室の近況についてご報告させて頂きます.
 現在のメンバーは,山本眞司教授,滝沢穂高助手,情報処理センターの水野慎士助手の3名の先生方と,博士1名,修士6名,学部3名の学生,計13名で構成されています.現在,研究室では下記の3つのテーマに取り組んでいます.
 ’戮ん診断支援システム(Cady-Luc; キャディラック)の開発
 中途失明者向けオンライン日本語入力システムの開発
 CGを用いた仮想版画に関する研究

 肺がん診断支援のテーマは,現在,研究室内で最も力を入れているテーマで,OBでもある仙台電波工業高等専門学校の奥村俊昭講師と共に研究を進めており,配属学生も8名と最大になっています.近年は,実用化に向けて認識精度を大きく向上させるため,昼夜を問わず研究に励んでいます.中途失明者向け文字認識のテーマでは,OBの熊本電波工業高等専門学校の清田公保助教授,鳥羽商船高等専門学校の江崎修央講師と学生1名とで進めています.近年ではPDAに搭載するなど,障害者のIT利用に大きく貢献しています.仮想版画のテーマは,主に水野助手が担当し,1名の学生と進めています.ペンタブレットを彫刻刀とみなしたインタフェースや,多色刷りに対応するなど,他に類をみない独創的な研究を行っています.
 さて,1990年に山本研が発足して以来,実に75名もの卒業生・修了生が社会へと巣立ちました.先輩方も多岐に渡ってご活躍のこととお伺いしております.15年間の歴史を持つ山本研ですが,山本先生は明年3月をもって定年退職をお迎えになられます.山本先生の技科大での総決算をすべく,私たち在校生も微力ながら全力でがんばっています.先生の退職後は,ウェブサイトならびにOBOGメーリングリストは,有志によりparl.jpへと移管されることが決まっております.詳しくは,http://www.parl.jp/をご覧ください.
 皆様,日々ご多忙のこととは存じ上げますが,豊橋を訪れることがありましたら,是非,お立ち寄りください.最後になりましたが,皆様の更なるご活躍,ならびにご健康をお祈りしております.


【分子情報工学大講座】 高橋研究室の近況

機能材料工学専攻 博士3年  藤 島 悟 志

Photo

 卒業生・修了生の皆様,いかがお過ごしでしょうか.各分野の最前線で大いにご活躍のことと存じます.現在の高橋研究室は,高橋由雅教授のもと,博士1名,修士5名,学部3名の総勢10名で構成されています.日々,高橋先生ご指導のもと,楽しく,ときには厳しく研究に励んでいます.
 本研究室では分子構造情報処理のためのアルゴリズムやシステム化に関する様々な研究を基礎・応用の両面から進めています.現在,化学物質の構造データマイニングのための基盤技術の一つとして,構造類似性を基礎とした化学データマイニング,ならびにチャンス発見のための効果的な手法の確立を目指し,新規有用化学物質の候補構造の探索やリスク評価における特性予測や活性クラス分類問題への応用の可能性についての研究,そして,そのための可視化ツールなどの開発を行っています.また,新たな化学構造の表現方法として分子ミュージックについても研究しています.現在の研究テーマの一部を以下に示します.
 TFS法を用いた化学構造データマイニングに関する研究
 ∈引層を用いたSOM(Self-Organizing Map)の学習高速化アルゴリズム
 NonTerminal vertex Graph(NTG)を利用した薬物の構造特徴解析
 す格類似性を優先した構造類似性解析
 TFS/SVM(TFS-based Support Vector Machine)を用いた薬物活性クラス分類とリスクレポート
 DNAミュージックに関する研究

 今年度も,研究室メンバー全員で研究に励み,学術論文の執筆や学会発表を行っています.研究室の行事としては,輪講や月例報告会をはじめとし,お祝い事には先生も交えて祝杯を挙げています.また,バーベキューや芋煮会,阿部研究室とのスポーツ交流会なども行っています.
 皆様,ご多忙のことかと存じますが,近くにお越しの際には是非お立ち寄りください.研究室一同,心よりお待ちしております.研究室の状況などはホームページ(http://www.mis.tutkie.tut.ac.jp/)にて公開しておりますのでご覧頂ければ幸甚です.最後になりますが,諸先輩方の更なるご活躍を研究室一同祈念致しております.


【情報科学大講座】 市川研究室の近況

知識情報工学専攻 修士1年  高 橋 翔

Photo

 卒業生・修了生の皆様,いかがお過ごしでしょうか.本研究室は現在,市川助教授のもと修士4名,学部3名で構成されています.学生数は多くありませんが機材は豊富で,各自が設備を自由に使ってのびのび研究活動に打ち込んでいます.本研究室では,市川助教授の指導で次の3つの研究課題に取り組んでいます.
 〆胴柔可能計算システム
 書き換え可能な集積回路(FPGA)を利用した研究です.FPGAでは,通常の集積回路と違って、回路を何度も書き換えることができます.そのため,応用ソフトウェアの機能(の一部)をFPGA上に専用ハードウェアとして実現し,高速に実行することができます.本研究室では,計算困難問題専用回路や実時間制御回路についてFPGAの有用性を研究しています.応用によっては,FPGAを利用することでソフトウェアより数十〜数百倍高速であることがわかっています.
 電子透かし
 電子透かしとは,デジタルデータに著作権情報などを埋め込むことをいいます.映像や音楽に電子透かしを埋め込めば,著作権情報を隠すことができ,改ざんや不正コピーを防ぐことができます.また,画像だけでなく,プログラムにも電子透かしを埋め込むことができます.プログラム中の関数の実行順序を変える,データ領域にグラフを作るなどして,透かし情報を埋め込みます.現在は,プログラムに電子透かしを埋め込んだ場合の,プログラムサイズの変化や,性能の変化を定量的に測定する研究が行われています.また,透かしの評価方法を考察することも重要です.透かしが見破られないことも重要ですが,プログラムの性能に変化を与えないことも重要だからです.
 PCクラスタと並列処理
 本研究室には,PCをネットワークで接続したPCクラスタがあります.処理時間のかかる処理を,複数のPCに分散させて高速に処理させます.1台では実用に耐えない処理が,快適に処理できます.私(高橋)は卒業研究から現在まで,複数のセンサーから入力される画像情報をPCクラスタで高速に信号処理する研究をしています.
 PCを闇雲に増やしても高速になるわけではありません.通信時間がかかるので,実行方法が悪いと,1台で実行するより遅くなることもあります.計算モデルを作り,最適な実行条件を探すことが必要となります.本研究室では,並列計算機上で最適な実行方法を探す研究(負荷分散)も続けています.
 詳しい研究情報や,研究室の近況につきましては,Webページ(http://www.ich.tutkie.tut.ac.jp)をご覧ください.最後に,卒業生・修了生の皆様のご活躍をお祈りしております.豊橋を訪れた際には,ぜひとも研究室にお立ち寄りください.

(TUT同窓会報 第22号より)

back 7系同窓会ホームページに戻る
Copyright (c) 2001-2005, 豊橋技術科学大学7系同窓会, All rights reserved.
Last Updated Mar. 10, 2005. / Since Dec. 25, 2001.