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研究室だより

【情報科学大講座】 石田研究室の近況

知識情報工学専攻 修士1年  藤 澤 雅 行

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 卒業生、修了生の皆様いかがお過ごしでしょうか。皆様におかれましては、それぞれの職場において大いにご活躍されていることと存じます。それでは石田研究室の近況について報告させていただきます。
 現在の研究室は石田好輝教授を中心として、修士5名、学部3名、そして本年度7月に赴任された原田耕治助手の総勢10名で構成されています。本研究室はシステム科学研究室として複雑系やネットワークに関する問題に取り組んでおります。現在、特に力を入れている研究はネットワークのクリーン化問題です。大規模・複雑化したネットワークは修復が困難になります。そこでネットワークの構成要素同士が自動修復する自己修復ネットワークモデルについて研究しています。主な研究テーマとして、(1)自己修復ネットワークにおける戦略的修復、(2)自己修復ネットワークの臨界点の考察、(3)プレゼンテーションのためのダイアグラム推論等があります。
 週一回の定例会では各自の研究の進捗報告を行っており、議論を交えながら研究に励んでおります。また修士の学生は国際学会での発表を目標としたゼミを行っています。定例会やゼミのほか自主的に英語やネットワークの勉強会も行っております。研究室の行事としては新入生歓迎会、忘年会、追い出しコンパ等がありメンバー間の親睦を深めております。
 皆様ご多忙とは存じますが豊橋近辺に来られる機会がありましたらぜひ研究室へお立ち寄りください。石田研究室一同心よりお待ちしております。その際、ご助言や実社会での貴重な体験等をお聞かせいただければ幸いです。また、研究室の状況は石田研究室のwebページ(http://www.sys.tutkie.tut.ac.jp/)にて公開しておりますので、御覧頂ければ幸いです。
 最後になりましたが諸先輩方の今後の更なるご活躍を心よりお祈りしております。


【分子情報工学大講座】 栗田研究室の近況

知識情報工学専攻 修士1年  永 田 昇

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 卒業生・修了生の皆さん、元気ですか? 栗田研一同は相も変わらずといいますか元気一杯です。それも一重に偉大な先人である皆様から受け継いだ栗田研スピリットのおかげだと思います。現在は栗田典之助教授を筆頭に博士二名、修士十名、学部五名と昔に比べてずいぶんと巨大な組織になっております。
 それでは早速これまでの活動報告に移りたいと思います。えーまず今年の業績と致しまして何よりも報告いたしたいのは、毎年恒例の栗田研・関野研・後藤研の三研究室合同スポーツ大会(春場所)におきまして、去年の雪辱を晴らし見事栗田研チームが勝利をもぎ取ることに成功致しました。ちなみに競技は今年もソフトボールでございます。去年は人数調整の関係でエース岩淵が敵チームで好プレーを連続したがためにやるせない敗北感を味わいましたが、今年は味方チームで活躍してくれたことが最も大きな勝因だと思います。残念ながら岩淵さんは来年のスポーツ大会には参加できませんが、来年も連覇を狙っていけるよう皆力を合わせ、より一層精進致す所存であります。そして、戦いが終わった後は強敵が友となり、楽しい打ち上げで身体の疲れを癒しました。今年の会場は駅前の丸栄屋上のビアガーデンでした。ビールの味は格別で、参加して頂いた方々には非常にご満足頂けたと思います。
 次にまたまた毎年恒例の行事の報告になりますが、栗田研夏季合宿の報告をさせて頂きたいと思います。今年の企画者は修士一年の山口さんで、静岡県の伊豆に行って参りました。伊豆といえば温泉、青い海、白い砂浜…のはずだったのですが当日は残念ながら不運なことに大雨。ひと夏の思い出もスイカ割りもビーチバレー大会も夏イベントは全てキャンセルとなってしまいました。しかし、せっかく伊豆まで泊まりに来たんだということで麻雀大会に温泉、BBQは決行し、二日目には観光名所である熱川バナナワニ園観光と、それなりに楽しむことができました。バナナワニ園はちょっと期待はずれだったものの、やっぱ旅行はいいもんですねー。
 と、まあこんな感じで栗田研究室は仲良く楽しくやっております。各自の研究テーマとかはその内HPでも作る予定なので,そちらができたらまた御報告させて頂きます。もし、皆様が豊橋近辺に寄られることがありましたら、是非栗田研究室にも顔を出してください。それでは社会人はとても大変だと思いますが、頑張ってください。研究室一同,心よりお待ちしています。


平成17年度 海外短期留学レポート

知識情報工学専攻 修士2年  鈴 木 琢 也

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 2006年1月から約2ヶ月間、ニューヨークはマンハッタンに位置するニューヨーク大学に海外インターンシップに行って来ました。日本人の先生による日本語を対象とした自然言語処理の研究ということで、「果たして海外に行く意義があるのだろうか?」と行く前に多少疑念を感じていましたが、どうやらそれは杞憂のようでした。

大学について
 マンハッタンの聳え立つビルの摩天楼の中、街のいたるところに校舎が点在する大学。これがニューヨーク大学です。私が通うことになった校舎は、タイムズスクエアから地下鉄で4駅の、ブロードウェイに面したビルの7階でした。あまりの立地条件に腰が抜けそうになります。
 私が今回お世話になったのは、コンピュータサイエンス学科の関根研究室。そこでは、英語と日本語の双方で自然言語処理(工学的に人間の話す言葉を操るシステムを作ること)の研究が行われており、私は日本語を対象とした研究をさせていただきました。まぁ餅は餅屋に、ですかね。

生活について
 先生が滞在者用に借りられているクイーンズの1LDKアパートの一室で、一緒にいった別の学科の人達と、3人で共同生活しました。1LDKで3人です。皆で料理をしたり駄弁りあったりと楽しいこともありましたが、やっぱりけっこうキツかったです(笑)。O君、風邪をうつしてしまってゴメンよ〜。

得たものについて
 基本的に研究室でやった事は、日本でやっていたことと大して変わりありません。朝出向いて、日本語環境のPCにログインして、ひたすらプログラミングと考察。インターネットからダウンロードした論文を読む。そして、先生や共同研究者と日本語でディスカッション。しかしそれでも、海外でのインターンシップでなければ得がたい勉強をたくさんさせていただきました。とりわけ、「ビジネスの視点」というものを学んだのが自分の中では大きかったと思います。自分達のやっている研究を、社会の中で、具体的にどう役立てていくか。そして、いかに儲けるか。ベンチャースピリット、ってやつでしょうか。そういったものを肌でひしひしと感じとることができたのが、極めて意義深かったなと思います。

 最後になりましたが、今回の海外インターンシップに際してお世話になった方々、関根先生をはじめ研究室の方々、調整をしてくださった増山先生、14時間の時差の中電話で私を励ましてくれた両親に、紙面を借りて御礼申し上げます。


(TUT同窓会報 第24号より)

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