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学内近況報告

知識情報工学系 系長 増 山  繁

 卒業生,修了生の皆様,お元気でご活躍のことと思います。知識情報工学系の近況をご紹介いたします。本年度より増山が系長,岡田美智男教授が系長補佐を務めることになりました。
 人の動きに関しては,情報メディア基盤センターに配置換えになっていた杉浦准教授が本年度4月より静岡大学に教授として栄転されました。
 就職に関しては,企業の採用枠が昨年度に引き続き増え,就職状況が大変良くなっています(昨年度求人企業数223社,同本年度259社,昨年度求人倍率5倍,同本年度5。5倍)。9月末時点での就職の内定率はM2, 94%,B4, 100%です。求人企業も関東,中部,関西の上場企業が多く,また業種も情報,電気,機械,化学など多岐に渡っています。OBの皆様のご活躍の賜物と厚く感謝申し上げます。なお,ありがたいことにグローバルCOEのRA(リサーチアシスタント)として経済的援助を受けられるため,博士課程進学希望者は増加しています。
 計算機と情報通信が社会のあらゆる分野に広く深く浸透していることから,情報系の人材はこれからますます必要になります。実際,来学された採用担当者など,企業の方から,情報系の人材が不足しているということをよく耳にします。知識情報工学系は今後とも,基礎から応用までの幅広い情報関連分野の最先端の研究を先導的に切り拓いていくとともに,社会で活躍できる情報系人材の育成に鋭意,取り組んでいきます。一昨年プログラミングに関する実習科目を見直し,平成19年度からは多様な背景を持つ学生に,より適切に対応した新しいカリキュラムが実施されています。本年2月にIPA(独立行政法人情報処理推進機構)からの「高度IT人材育成に係る実態調査」対象である10大学のひとつとして本学では知識情報工学系に対してヒアリング調査が行われました。他の大学は旧帝大など超一流のところが大半なのですが,調査員から「ここは他の大学に比べきちんとしたIT教育をやっている」との講評をいただきました。もちろん,まだまだ改善の余地は大きいので,PDCAサイクルによる継続的改善を行っていく所存です。
 また,本学,本課程が中心となって申請した「次世代ロボット創出プロジェクト―地域や世代間の協働による創造的・実践的かつ指導的技術者の育成―」(豊田高専,岐阜高専,京都造形芸術大学,大阪芸術大学と協働申請)が文部科学省産学連携による実践型人材育成事業(平成19年〜21年度)に採択され,ソフトウェア技術や機構設計,プロダクトデザインなど様々な専門分野とのコラボレーションにより,次世代ロボットの企画立案からプロトタイプ制作,外部展示までを行う,ユニークな教育プログラムを進めているところです。その成果を踏まえ,本年2月に第1回シンポジウムを開催し,学外から82名,学内も含めると100名強の参加者を得ました。また,進歩が早くめまぐるしく変化するIT技術の最先端を企業での研修などで学び,実験,プログラミング演習などの教育に反映させるため,若手教員先端IT研修を20年度から開始しました。今年度は2名の教員が企業にて1週間程度研修を受けることになりました。
 末筆ですが,同窓生の皆様の今後の益々のご活躍とご発展をお祈り申し上げます。
(TUT同窓会報 第26号より)


学生実験の近況報告

知識情報工学系 (学生実験担当)  金 澤  靖

 卒業生,修了生の皆さん,いかがお過しでしょうか。今回は近況報告の一つとして,皆さんが在学中に苦労されたであろう学生実験やプログラミングが現在どうなっているか,ご紹介いたします。
 まずハードウェアの面ですが,前々回の機種更新から,当初のサーバ+端末という形態ではなく,ノート型のPC+サーバという形態になっています。このノートPCは1〜3年生全員に1年間貸与する形を取っていますので,各自が実験以外にも自由に使えます。現在,貸与しているノートPCは,IBMのThinkpad X31で,Cygwinやeclipse などのプログラミングの実習環境だけでなく,TeXはもちろん,OfficeやAcrobatなども入っています。現在,A棟などの講義棟でも無線LANが使えるようになっておりますので,実際に他の講義などにも利用している学生も多いようです。
 次に,実験の内容ですが,3年生の知識情報工学実験においては,初心者に対してプログラミングの基礎を身に付けてもらうこと,また経験者に対しては,プログラミング能力の維持向上を図ることを目的として,1学期に「情報基礎」と「プログラミング基礎」の二つの新たなコースを設け,それぞれ初心者向けと経験者向けの二つのクラスを設定しました。初心者向けクラスではコンピュータの使い方から始めて,エディタの使い方やコンパイルの仕方,そしてプログラミングの初級を学びます。一方,経験者向けのクラスでは,ほぼ毎回出される課題を各自一人一人で取り組むことにより,復習から応用まで学びます。この形式は昨年度から始めましたが,実際に受講した学生に対するアンケートを見る限り,評判は良いようです。
 もう一つ,特筆すべきこととして,昨年度から始まった「ものづくり技術者育成支援事業」に関するコース「次世代ロボット創出プロジェクト」も新設しました。このコースは,希望者が自らエントリーシートを提出し,審査を経て,参加が決まることになっており,従来のような受け身型のテーマではなく,自発的なテーマとなっています。更に,同学年かつ同課程の学生だけでなく,他学年や他課程の学生とも協働して取り組む体制となっています。
 プログラミングについては,現在は,2学期にプログラミングAとしてJavaを学び,3学期にプログラミングBとしてコンパイラを作成することになっています。
 以上のように,皆さんの学生時代と比べると,内容や実施方法が変っております。学生実験としましては,今後も引き続き,それらを改善しようと考えておりますので,卒業生,修了生の皆様からもご意見など頂ければ幸いです。

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(TUT同窓会報 第26号より)


教職員一覧(平成20年9月現在)

  • 【情報科学分野】
    • 教 授: 磯田 定宏、増山  繁、石田 好輝
    • 准教授: 河合 和久、市川 周一、村越 一支
    • 助 教: 相田  慎、酒井 浩之、原田 耕治

  • 【機能情報工学分野】
    • 教 授: 新田 恒雄、堀川 順生、岡田美智男
    • 准教授: 金澤  靖、北崎 充晃
    • 講 師: 桂田 浩一
    • 助 教: 杉本 俊二

  • 【分子情報工学分野】
    • 教 授: 関野 秀男、高橋 由雅
    • 准教授: 栗田 典之、後藤 仁志
    • 講 師: 加藤 博明
    • 助 教: 墨  智成、藤島 悟志

  • 【事務関係】
    • 事務職員: 佐野友子、河合奈穂子
    • 技術職員: 小西和孝

  • 【学生現員】
    • 学 部: 1年次 9名、2年次14名、3年次63名、4年次55名
    • 修 士: 1年次49名、2年次59名

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