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研究室だより

【情報科学大講座】 河合研究室の近況

電子・情報工学専攻 博士1年  木 原 卓 也

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 卒業生・修了生のみなさま、いかがお過ごしでしょうか。それぞれの職場でご活躍のことと存じます。
 さて、河合研究室の近況について報告させていただきます。現在の河合研究室に在籍する学生は、博士1名、修士2年3名、修士1年3名、学部4年2名、の計9名となっています。ひと時と比べますと学生数がやや減ってしまいましたが、逆に個人の使えるスペースが広がったため、みなのびのびと研究活動を行なっています。
 研究内容も、各自がそれぞれにテーマを持ち、取り組んでいます。主なものとしては、カード操作ツール、講義の支援システム、RoboCupサッカー、があります。
 カード操作ツールは、以前作成されていたものをJavaで実装しなおし、マルチプラットフォームとしています。現在は、操作記録をログとしてすべて保存し、そのログを再生できるプレイヤを作成しています。これにより、カード操作ツール使用者の試行錯誤の過程も見ることが可能となります。
 講義の支援システムは、事前に作成した指導案と実際に行なった講義を、比較・評価するものです。指導案は、授業の内容や進行だけではなく、使用する資料や教材といったものも含まれています。この指導案をデータ化し、実際に行なった講義と比較できるようにします。これにより、講義や指導案の反省点を見つけることができる、というものです。
 RoboCupサッカーは、自律移動ロボットによるサッカーを題材として、ロボット工学と人工知能の融合を目指すために提唱されたものです。本研究室では、RoboCupサッカーの中のシミュレーション部門を題材として、研究を続けています。
 詳しい研究内容や各自の活動については、本研究室のWebページ(http://www.ita.tutkie.tut.ac.jp/)にて公開しておりますので、お時間のあるときにでも見ていただけると幸いです。
 最後になりましたが、先輩方の今後の更なるご活躍をお祈りしております。豊橋に来られた際には、お気軽に研究室にお立ち寄りください。研究室一同、心よりお待ちしております。


【機能情報工学大講座】 杉浦研究室の近況

知識情報工学専攻 修士2年  須 田 安 博

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 卒業生・修了生の皆様,変わりなくお過ごしでしょうか.それぞれ,大学での経験を糧に大いにご活躍のことと存じます.現在のメンバー構成は杉浦彰彦助教授と,博士4名,修士5名,学部4名,秘書1名の計15名で構成されています.
 現在,研究室ではマルチメディア情報通信技術の高度化と医療・教育等への応用について中心に研究を進めています.主に以下の3つの研究課題に取り組んでいます.
 .泪襯船瓮妊ア情報の圧縮符号化と高能率伝送
 マルチメディア情報通信の中核となる,次世代携帯電話,ディジタル放送,ITS等の基盤技術についてソフトウェアーとハードウェアーの両面から研究を進めています.最少の情報量で最高の画質を獲るために,MPEG等でも適用されている動き補償予測符号化と周波数変換符号化について中心に研究しています.さらに,人間の視覚特性と認知特性を利用した知的符号化や,3次元画像符号化にも挑戦しています.また圧縮情報が伝送路の途中で誤ると,再生画質に多大な被害が出ることがあります.その対策として,圧縮符号化に応じて最適な伝送方式を選択したり,伝送路に適応した変調方式を利用する適応符号化変調などの研究にも取り組んでいます.
 ▲泪襯船瓮妊アコンテンツ制作技術の高度化
 ディジタル放送が開始されると多チャンネル化が進み,番組の多様化が求められます.現在のホームページの様に個人が番組を制作し,放送する時代がやって来るでしょう.またコンテンツの枯渇も発生し,番組制作技術の簡素化が必要になります.最近の映画でもCG技術を利用して舞台セットやエキストラを省いていますが,当研究室では一人でも番組を制作できるPCソフトを開発しています.具体的には,自分の顔や動作を他人の顔や演技に変換したり,自分の声を声優の声に変換します.また,画面の中でアニメキャラクタを自在に動作させたり,半自動でアフレコをするソフトウェアーの実現を目指します.
 マルチメディア情報通信技術の医療・教育応用
 マルチメディア情報通信を新しい遠隔医療や通信教育に適用する研究を進めています.具体的には,人間の脳のボケを定量化する診断支援ソフトや,通信教育支援ソフトの開発を進めています.この他にも視覚・聴覚の心理的な錯覚を利用した「思い込ませ前処理」や「錯覚VR」の研究も手がけています.
 詳しい研究内容や,研究室の近況などはHP(http://www.mmc.tutkie.tut.ac.jp/)にて公開していますので,一度ご覧いただけたら幸いです.また,豊橋近辺へお越しの際には,お気軽に研究室へお立ち寄りください.研究室一同,心よりお待ちしております.


【分子情報工学大講座】 関野研究室の近況

知識情報工学専攻 修士1年  野 中 尋 史

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 知識情報工学系の卒業生、修了生の皆様には、ますますご健勝のことと存じます。ここで、紙幅をお借りいたしまして関野研究室の近況についてご報告したいと思います。
 本研究室は「量子、古典論に基づく計算シミュレーション法の開発とその応用による生体高分子やナノ物質の物性解明」を目的に、2001に設立されました。現在、関野教授、墨助手、PDの小川研究員、杉木研究員ならびに修士二年生3人、修士一年生3人、学部四年生3人で、以下のような研究に取り組んでいます。
 [婿劵轡潺絅譟璽轡腑鵑旅眄催拗眤化手法であるFMO法の開発
 ∧子内の電荷移動を精度よく高速に計算できるQEQ法の開発
 上記2手法を用いた、DNA電荷移動のメカニズム解明
 QEQを用いた分極率の計算(物性の予測)
 ダ限侶呂能斗廚箸覆詬惑泙慮果を考慮するための液体の統計力学にもとづく各種シミュレーション法の開発
 ξ婿劵轡潺絅譟璽轡腑鵑濃箸錣譴觴衙,里劼箸弔任△DFT法の改良(TDDFTの開発)
 Х彁刺蕾戮旅發ぅーロン力の高速近似を可能にするFMMの改良
 これらは世界でも最先端に近い研究であり、今年度は修士全員が岡崎にて5月に開催された理論化学討論会に出場するなど国内外での学会発表を活発に行っています。また、国際的な論文への投稿も盛んです。現在は、9月に京都で開かれる分子構造討論会に向けて一同研究に励んでいるところです。
 研究室の行事としては、毎週2回から3回程度のゼミに加えて、4月ないし5月に新入生歓迎会、7月に学部四年生の発表練習を兼ねた合宿、3月頃に卒業生送別会などがあります。これらは他の研究室とほぼ同じような内容なのですが、この研究室独特といえる不定期行事がいくつかあります。ひとつは分子研究室合同セミナーです。これは、分子情報講座の他研究室との合同主催で、第一線で活躍されている国内外の研究者を招いて講演していただくもので、学会以外では聞けないような話が聞け、自分達の研究への刺激になっています。ふたつ目は、先生方が激務の合間をぬって学生の部屋に来られる抜き打ち研究報告会です。これは、通常のゼミでの研究発表と違い資料も何もなく、突然部屋に来られた先生の「どうだ、研究の調子は…」を合図に始まる一対一での進行状況報告会なのですが、公式的なものでない分、ザックバランに語りあう事ができる貴重なミーティングです。議論が白熱すると数時間に及ぶことすらあります。その他、先生方を交えて酒を酌み交わしながら語り合ったり、後藤研の人などとサッカー大会を開いたりと、レクレーションも盛んに行っています。
 最後になりましたが、豊橋に来られた際にはお気軽に当研究室にお立ちよりください。心よりお待ちしております。

(TUT同窓会報 第21号より)

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